活動年表
「genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」は、「人形演劇プロジェクト2000」WS以後明確に活動形態を変えた黒谷都の人形技の提案であり、それは、北井あけみ、塚田次実とともに探してきた方法です。その方法で各自各様に活動を展開してきたため、どの公演も同じメンツで展開していても一つの集団ではありません。活動記録をつけるのはとてもむづかしく感じました。しかし、少なくとも「国立ラボ」に集い稽古している期間、私たちはこの遣り方を標榜して創作していることは確かです。今関わるメンバーは、黒谷の以前の活動形態も、塚田以外は「人形演劇プロジェクト2000」も知らない世代となっています。そこで、黒谷が活動形態を変えるきっかけとなるあたりから現在にかけての出来事を記してみることにしました。詳しい公演記録は黒谷、および各自の経歴をご覧ください。拠点「国立ラボ」での活動記録はそちらでご覧ください。
genre:Gray
ラボ公演
ワークショップ
海外公演
活動記録
※ タブレット・スマートフォンでは表が見切れる場合がございますので、お手数ですが横スクロールをお願いいたします。
年/月 | 出来事 | 備考 | 作品 |
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2021年2月〜 | 国立ラボの改修作業始まる | ||
2021年1月 | 2回目の緊急事態宣言を受け「週末ラボ」中止決定 | ||
2020年12月 | 栃木県鹿沼くぐつアトリエ人形劇場「大人の時間」 | KUROSOLO五番 市松さん オブジェクトシアター「銀河鉄道の夜」 | |
2020年10月 | 上演中止に伴う緊急国立ラボ公演 | スクポヴァ・ピルゼン公演直前中止を受け緊急公演を実施 音響:中村嘉宏 灯:塚田次実 監修」高橋浩 | |
2020年10月 | チェコ・ピルゼン パペット&オルタナティヴ国際人形劇フェスティバル「スクポヴァ・ピルゼン」 | コロナ禍により中止 | (コロナ禍により中止) ● KUROSOLO参番 涯なし ● KUROSOLO五番 市松さん |
2020年8月 | 「週末ラボ」始まる | 森仁美が企画主任となり、国立ラボにおける定期的な小規模の公演企画「週末ラボ」を立ち上げた | 「Op.1 giocoso」 Op.1 giocoso(森仁美)KUROSOLO五番 市松さん |
2020年5月 | ドイツ・ボーフム国際人形演劇祭「FIDENA」 | コロナ禍により中止 | (コロナ禍により中止) KUROSOLO参番 涯なし |
2020年4月 | 月の娘たちWS~η~ 森仁美「国立ラボ」公演 | コロナ禍により中止 | Op.0 con anima(森仁美) |
2020年2月 | 愛知人形劇センター主催 P新人賞2019参加 | 新人賞 受賞 | 待つ(横山てんこ) |
2019年11月 | 吉徳大光浅草橋本店「人形うらら展」特別企画 | 思いがけず新たな展開が始まる この公演を機に、森仁美の黒谷アシストが多くなる | 当初の演目名:特別公演「市松さんだって踊りたい!?」 KUROSOLO五番 市松さん |
2019年8月 | 韓国アジア一人劇祭 招待参加 | 黒谷の辞める辞めるが怪しくなってくる 横山てんこ同行上演 | KUROSOLO 赤ずきんの血族(半月の1パート) 待つ(横山てんこ) |
2019年4月 | 横山てんこ公演『待つ』の稽古が始まる | 黒谷は2019年は試論の執筆のみでいく予定であった。もともと俳優をやっていた横山から新作稽古の話を聞いたときは、俳優がモノを使う作品かと思っていたが、丸々人形演劇作品プランでしかも稽古期間も短く大騒ぎになってしまった。 | |
2018年11月 | Ku in Ka 公演 | 黒谷松沢はKu in Ka最後の公演として臨んだ。 森仁美、横山てんこを助力として、松沢+黒谷と4人で敢行 | progressive note 9 last page「森姥」 |
2018年9月 | ロシア・サマーラ国際人形演劇祭 招待参加 | アシスタントとして森仁美同行 | KUROSOLO参番 『涯なし』 |
2018年5月 | 埼玉県富士見市文化会館「キラリ☆ふじみ」マルチホール公演 | 「ヒトカタ遣い×モノ遣い」として企画し、百鬼ゆめひなgenre: Grayが併縁する 出演:塚田次実 作劇・演出:黒谷都 | ヒトカタ遣い×モノ遣い 百鬼ゆめひな「創作神楽“風”」/genre:Gray「ファの行方」 当時の特設サイトはこちら |
2018年1月 | 月の娘たちWS~η~ 森仁美、~ζ~ 鄒思揚スタート | 月の娘たちWS~ζ~ 鄒思揚は、間もなく舞踏に移行した。 彼の「象」という舞踏作品は、人形で取り組もうとしていたテーマを同じくする作品で、彼の日芸での卒業論文テーマでもあったオブジェクトパフォーマンスが取り込まれてた作品で会った。現在中国に帰国し稽古で作り上げた人形も用いながら活動を展開している。 | |
2017年8月 | 埼玉県富士見市文化会館「キラリ☆ふじみ」マルチホール公演 | 黒谷都は、これをKUROSOLO最後の公演にしようと考えていたため、これ以後、辞める辞める詐欺が始まる 秋頃から横山てんこが稽古参加 | KUROSOLO参番 『涯なし』国内初の劇場単独公演 当時の特設サイトはこちら |
2017年2月 | 埼玉県富士見市文化会館「キラリ☆ふじみ」マルチホール公演 | 俳優の坂本長利氏を迎え、黒谷都、塚田次実出演 | 語りと人形と「夜長姫と耳男」 当時の特設サイトはこちら |
2016年9月 | 愛知トリエンナーレ並行企画 名古屋ひまわりホール参加 | 玉木暢子氏の要請により企画される 秋頃から森仁美が稽古参加 | Ku in Ka 公演:progressive note 8「顔のモノ語り」 |
2016年秋 | 集団性を解消 | 様々な歪みが現れ、北井あけみ、長井望美が独立し、集団として活動していくことは無理と結論される genre: Grayはやり方であると改めて確認する | |
2016年6月 | 『5×5NEXT チャリティコンサート できることをできるだけプロジェクト多摩』 | 友永詔三氏作の『卑弥呼』人形を北井あけみと塚田次実が遣う | 『卑弥呼』 |
2016年6月 | ポーランド・ビリャウィストック人形演劇学校祭参加 | 「月の娘たちWS」での結果を各国学校公演に並べて公演した。 音響として鄒思揚同行 | 長井望美『月の仔』 黒谷都KUROORO四番『あんちゃ』 講義「世界の人形演劇教育の実情」にて「genre:Grayの遣り方」について |
2016年4月〜6月 | 3ヶ月研究所構想実施 | 『モノ語り◇水仙月の四日』の次なるアンサンブル公演を目指すために総合的な稽古を週5日3ヶ月間集中して行う。 演技=西村クラス(スタニスラフスキーシステム) 基礎身体=丹羽クラス 人形演劇に特化した稽古=黒谷クラス3枠 | |
2016年1月 | 埼玉県富士見市文化会館「キラリ☆ふじみ」マルチホール公演 | 「第1回人形演劇祭“inochi”」立ち上げメンバーだった松井憲太郎氏からの要請で年1回のWSと公演が始まる 初期メンバーの小倉良博は、造園家へと転身しており参加が叶わず、女子6人で演じる新バージョンとなる | 当時の特設サイトはこちら 『モノ語り◇水仙月の四日』 |
2015年9月 | genre:Gray企画 inochi~2015~考える手~ 敢行 当時の特設サイトはこちら | 六本木ストライプハウススペースにて展示と公演をする 文化庁 助成 企画運営全てを、北井あけみ・長井望美・黒谷都でこなした この後、中国人留学生 鄒思揚が稽古参加 | Ku in Ka公演:progressive note 8「顔のモノ語り」 KUROSOLO参番 『涯なし』 ラクマーヤ『水脈』(北井あけみ) 『譚詩〜フェィク〜』(塚田次実) 『月の仔』(長井望美) |
2016年6月 | 黒谷+塚田組と北井に分かれて海外公演敢行 | 黒谷+塚田組、ポーランド・ビリャウィストック人形演劇祭 「大人のための国際人形演劇演劇祭」招待参加塚田次実上演同行 帰りにチェコによりペトル・マターセク氏に会ってくる 北井、東サラエボ、セルビア・スボティツァ国際青少年演劇祭招待参加 | KUROSOLO参番 『涯なし』 塚田次実『フェィク』 |
2015年4月 | ロシア・クルガン人形劇場ガリバー「日本文化月間」 | 前年度グランプリ受賞として招待公演 | KUROSOLO参番 『涯なし』 |
2015年2月 | 月の娘たちWS~ε~ 長井望美「国立ラボ」公演 | 原案・演者:長井望美 操演指導・作劇・演出:黒谷都 音:北井あけみ、灯:塚田次実 | 「月の仔」 |
2014年9月 | ロシア・エカテリンブルグ人形演劇祭招待参加 モスクワ・ライヴハウス、ギャラリー公演 セルビア・スボティツァ国際青少年演劇祭 招待参加作品 | 『顔のモノ語り』はピアニスト原田依幸氏と、『鳥のものがたり』は、伽耶琴奏者張理香氏との生演奏コラボ作品 KUROSOLO参番 『涯なし』は、特別賞 概念的且つ最高の芸術的成果に対して受賞 | Ku in Ka progressive note extra『顔のモノ語り』 ake_miya『鳥のものがたり』 KUROSOLO参番 『涯なし』 |
2014年5月 | ロシア・クルガン国際人形演劇祭招待参加 | 北井あけみ上演同行 全上演作品に対してgenre:Grayとしてグランプリ受賞 音響:中村嘉宏、照明:しもだみぐみ | KUROSOLO参番 『涯なし』 記憶語り(黒谷都「顔のモノ語り」、北井あけみ「鳥のものがたり」) |
2014年4月 | 山口敏宏氏追悼公演「Memoro de nia〜我らの記憶〜」 | 2008年に公演をキャンセルした際に予約金として納めていた料金は、いつでも使うときに有効だと言ってくださった高円寺 明石スタジオで、やっと追悼公演ができた | KUROSOLO四番 あんちゃ 辻桃江 『チョコボール』 ake_miya「鳥のものがたり」 KUROSOLO参番 涯なし |
2013年11月 | Ku in Ka 公演 | 六本木再開発で最後となる公演ということで、ストライプハウスでの公演の集大成を目指す 音:北井あけみ、灯:塚田次実 | progressve note 7「白比丘尼」 |
2013年10月 | ロシア・サハリン国際人形演劇祭 招待参加 | 音響とアシストに北井あけみ同行 照明:しもだめぐみ | KUROSOLO参番 涯なし |
2013年6月 | ロシア・オムスク国際人形演劇祭 招待参加 | 「第4回人形演劇祭“inochi”」を毎回観劇してくださった演劇評論家村井健氏が日露演劇会議から3年間文化庁に申請したが落ちた結果、自費渡航で決行することとなり、単身でいける『涯なし』で参加することになった 女性最高演技者賞受賞し、以後ロシアでの招聘が続く | KUROSOLO参番 涯なし |
2013年7月 | JAZZ ART SENGAWA 2013に参加 | 「第4回人形演劇祭“inochi”」が行政の事情により終了。同時に敢行されていたJAZZ ART SENGAWA から出演要請を受ける 北井あけみと塚田次実が「Soon Kim×早川岳晴×藤掛正隆トリオと演じる | 鳥DUO |
2013年4月 | 月の娘たちWS~ε~長井望美開始 | 北井あけみ、塚田次実の現場復帰と長井望美の参加を受けて、genre: Grayを集団名といて用いる場面が増えてきたこともあり、個別名での活動の限界を打破したく、集団のあり方の混迷が始まる | |
2013年2月 | 調布市せんがわ劇場 「第4回人形演劇祭“inochi”」敢行 | 黒谷に変わって塚田がプロデユーサーチームに入る | KUROSOLO壱番 半月 ~inochi~ |
2012年3月 | 調布市せんがわ劇場 「第3回人形演劇祭“inochi”」敢行 | 『銀河鉄道の夜』参加の舞踏手小倉良博をむかえ、WSを重ね、モノ造りも担いながら公演を目指した この後、北井あけみ、塚田次実は舞台活動を休業期間に入る 長井望美が国立ラボに稽古に通いだす | <genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク unco happy!>“モノ語り◇水仙月の四日” |
2011年11月 | 塚田次実ソロ 国立ラボ公演 | あかりもり(塚田次実) | |
2011年8月 | 韓国 アジア一人劇祭参加 春川国際人形演劇祭参加 | 韓国アジア一人劇祭『KUROSOLO参番 涯なし』招待参加 にて『あんちゃ』『紙』公演、「紙パフォーマンス」WS | 韓国アジア一人劇祭『KUROSOLO参番 涯なし』招待参加『あんちゃ』春川国際人形演劇祭『紙』公演、「紙パフォーマンス」WS 渡辺数憲氏によるフラフラ人形制作WS |
2011年3月 | 調布市せんがわ劇場 「第2回人形演劇祭“inochi”敢行 | Ku in Ka 公演:progressve note 6「音霊=おとだま=」 ヂバドロ・アノ『ムッシュー・ダリン=マンカイン』 | |
2010年10月 | 調布市せんがわ劇場 第9回アンサンブル公演 | 演出:ペーター・ゲスナー 人形演出:黒谷都 出演:塚田次実、黒谷都 | オンディーヌ |
2010年1月 | 調布市せんがわ劇場 「第1回人形演劇祭“inochi”」敢行 | この辺りから、加藤知子は「ささらほうさら」の舞踏手として活動し始める | 1/26 ake_miya 公演『モアレ』 1/30 KUROSOLO参番『 涯なし』 フェイク(塚田次実) クロージングル(黒谷都) |
2010年1月 | 調布市せんがわ劇場アンサンブル第7回公演 | 作劇演出:黒谷都 ジャバンニ:塚田次実 | 人形演劇“銀河鉄道の夜” |
2009年9月 | 影絵サークルシルエットフェア結成30周年記念イベント企画 前夜祭「挑戦し続ける人形遣いたち」参加 | ● フェイク(塚田次実) ● ハッピーエンドレス(黒谷都) | |
2009年5月 | 調布市せんがわ劇場アンサンブル第7回公演で人形演劇をやることが決定 オーディションWS後、継続WS開催 | 人形演劇“銀河鉄道の夜” | |
2009年5月 | 調布市せんがわ劇場で、日本で初めてとなる観客対象を一般に定めた人形演劇祭を立ち上げることとなる | 2009年当時芸術監督であったペーター・ゲスナー氏より黒谷が提案され、玉木暢子氏松井憲太郎氏に声かけし始動 | |
2009年5月 | ささらほうさら 国立ラボ舞踊公演 | 音:北井あけみ 灯:塚田次実で参加 | 「三つ児の首っ枷〜カレも自治区、タレも自治区〜」 |
2009年5月 | Ku in Ka 公演:progressve note 5「楽園」 | ||
2009年1月 | ake_miya「国立ラボ」公演 | 原作:北井あけみ 作劇:黒谷都 灯遣い:塚田次実 音遣い:横田桃江 | 「モアレ」 |
2008年10月 | 「国立ラボ」公演開始 コードネームtsuGUROmi(塚田次実+黒谷都)始動 | 活動の停滞は山口氏の望む所ではないと話し合い、活動を再開したものの、北井あけみの家族にも不幸が起き、塚田と黒谷は北井の帰りを待ちながら寡黙に稽古を進める日々であった。公演には音遣いに横田桃江、客席係に加藤知子が参加してくれる | 「ないとこ」 |
2008年4月 | 銀猫商會からgenre:Grayまで作品の中心となって音を構成し、集団ではない人の集まりを緩やかにつないてくれるキーパーソンであった山口敏宏氏の突然の死 | 予定していた高円寺明石スタジオといいだ人形劇フェスタでのKu in Ka progressve note 4「循環畸系」公演を中止する | |
2007年8月 | 韓国コチャン国際演劇祭招待公演 | Ku in Ka作品が各地で公演する始まりのはずであった。 | Ku in Ka progressve note 4「循環畸系」 |
2007年4月 | ペトル・マターセク氏の招聘によりチェコ、プラハ・カドリエンナーレ(通称PQ、国際舞台美術展)人形劇ブースにて、公演と人形制作WS | 人形制作WS講師:渡辺数憲氏 アシスト:黒谷都 公演:黒谷都 会場では、チェコ在住の「人形演劇プロジェクト2000」WS参加者佐久間奏多氏、および留学中の林由美氏、長井望美氏が助力してくれる | ハッピーエンドレス |
2007年1月 | Ku in Ka作品に、北井あけみ出演、塚田次実、灯参加 | 人形遣いとしての北井あけみ、モノ遣いとして塚田次実の特徴がはっきりしてくる | Ku in Ka 公演:progressve note 4「循環畸系」 |
2006年8月 | ake_miya いいだ人形劇フェスタ参加 | 事前に泊まり込み合宿経て初日を迎える 辻桃江、塚田次実がコロスではなく4人の作品に仕上がる | 『メモラビリア』=ある鳥に関する記憶= |
2005年〜2006年 | 人形遣いの身体性に着目し、安田理恵率いる「ささらほうさら」との合同稽古開始 | 『メモラビリア』公演後、人形遣いの身体と人形の身体を探り強化する稽古として、舞踏の基礎稽古の必要を感じ、踊りとモノを双方向から異なる視点で稽古を始める。 | 公演を目指さない稽古をすることに意味を見ていたが、半年経過辺りでの素晴らしい状態は後になって公演をすれば良かったと思ったものだ。何一つ記録はない。 |
2005年12月 | コードネームake_miya(北井あけみ+黒谷都)始動 | コードネームを立てて公演する方式となる 作/出演:北井あけみ、黒谷都 コロス:辻桃江、塚田次実 人形:北井あけみ 技術:渡辺数憲 衣装」松沢香代 於:神楽坂die pratze | 『メモラビリア』=ある鳥に関する記憶= |
2005年8月 | Ku in Ka作品に北井あけみ、塚田次実の関与の比重が増す | Ku in Ka 公演:progressve note 3「黒化=ニグレド=」 | |
2004年12月 | 移行期に創作した作品をはっきりとgenre:Grayの遣り方で公演する | KUROSOLO壱番 半月 2004 | |
2004年 | 「genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」活動拠点、国立ラボ(くにたちラボ)開設。 | 古い店舗を渡辺数憲氏を中心に床はりや漆喰壁塗りなどをやって、稽古場に改造。 「モノ語り」の産屋、遣い手の学舎として定期WS、若手育成プログラム開始。 | |
2003年12月 | genre:Gray WS実験公演『月の娘たち~α・β・γ~』 | 操演稽古でのエチュード発表で、四体の等身大人形が同時に動く様に黒谷は感動し作品創作にひた走る。黒谷の作劇活動の始まり。 以後、辻桃江は独自に活動展開を始める(ツヂバデルコ) | 辻桃江/ Round idnight 北井あけみ/幻影 塚田次実/僅かな可能性 |
2002年 | 「genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」始動 | 座長猫の死去(ルバ、19歳11ヶ月)を契機に正式に「銀猫商會」を終息させ、集団名ではなく流儀名として「genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」を提案し活動する 黒谷都はこれ以後、ソロ活動を中心に年2回のペースで新作を発表 常に「ヂバドロ・アノ」メンバーのアシスト体制になる | |
2001年〜 | 「ヂバドロ・アノ」メンバーからのリクエストにより黒谷都による人形操演稽古開始 | 一部仮面などを用いた稽古から始まる。メンバーの要請により渡辺数憲氏のもとで等身大胴串人形製作を学び、その稽古が中心となる。人形は北井あけみのモデリングによる同一の頭を使用。 | |
1999年9月 | 人形・美術を松沢香代(造形作家)作劇・操演を黒谷都が担う共同創作ユニット「Ku in Ka」結成。 | 六本木ストライプハウスでのKu in Ka 公演開始。以降、約隔年の頻度新作公演を発表 初回は「人形演劇プロジェクト2000」参加者が観客であり、以後は「ヂバドロ・アノ」メンバーがスタッフ参加 | progressve note 0「未熟な出産」 |
2000年 | 「人形演劇プロジェクト2000」 WS参加者により、オブジェクトシアター「ヂバドロ・アノ」結成。 | 旗揚げ WS生:塚田次実、北井あけみ、横田桃江 、加藤知子、真田ゆきの | ムッシュー・ダリン=マンカイン |
1998年~2000年 | 「人形演劇プロジェクト2000」企画運営 | ペトル・マターセク氏を講師に招き、チェコで革新されたオブジェクトシアターを学び、日本の現代人形劇を捉え直す長期WS4回を経て発表公演を持ち終了。 黒谷都と玉木暢子氏が中心となり、銀猫商會で培ってきた人脈と幅広い現代人形劇有志、賛助会員、両国シアターカイの全面的な支援によって実行された。 日本の現代人形劇を革新せしめた画期的な企画と評価される。 2001年 優秀人形劇顕彰制度において功労賞受賞 | HAVVRY FORST |
1997年9月 | フランス・シャルルビル・メジエール市 国際人形演劇劇祭 招待参加(東京都歴史文化財団助成事業) | KUROSOLO壱番 『半月』 | |
1994年〜1995年 | チェコへ研修(国際交流基金・人材派遣事業の助成) | 国立演劇大学人形演劇学科学長ヨゼフ・クロフタ氏、教授ペトル・マターセク氏に師事 帰国後「genre:Gray」の基盤となる表現様式・形態にて、初のソロ作品発表。 | 銀猫商會+渡辺工房 企画KUROSOLO壱番『 半月』 |
1993年 | 1973年旗揚げされた「銀猫商會」が実質的には集団を解消され、黒谷都個人の活動となり、移行期に入る | 移行期前半は、「銀猫商會」メンバーであった小川耕筰、橋本フサヨらそれぞれとユニットを組んだり外部出演をしたりして活動している | おひさまぽんち(黒谷都+橋本フサヨ)ユニット 人形姉妹(黒谷都+小川耕筰)参加、など |
公演記録
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年/月 | 作品 | 備考 |
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2023年12月9日 | 映画の中の人形劇シーンを巡って vol.2〜二人のベロニカ〜 | 横山てんこ企画 1991年クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品『二人のベロニカ』を題材に、伝説の人形遣いブルース・シュワルツ深掘り |
2023年7月28/ 29日 | 黒谷都 『tento =ゆうわく= | ku in ka vanishing note ω#4 |
2023年5月24日 | 映画の中の人形劇シーンを巡ってvol.1〜マルコヴィッチの穴〜 | 横山てんこ企画 1999年スパイク・ジョーンズ長編デビュー作 主人公人形遣いクレーグの操る人形劇桑園者、ヒューバ・マリオネットと縁が全体の人形劇関係者目線を深掘り |
2023年4月15日16日 | 横山てんこ 『はじめてのともだち | 「初めてラボ」genre:Grayの手法で「はじめて」子どもを観客対象の中心に据えて作劇(黒谷都)した、小さな人も大きな人もみんな一緒に楽しい「ふしぎなにんぎょうえんげき」公演 |
2022年7月30日 | 黒谷都『市松さん〜夏の夕べ〜』 | 佐瑠女公演 |
2022年3月26日 | マリオネットアーティスト 『山本由也の世界』 | 一人劇 chosen by KURO 第2弾 |
2022年3月5日 | 『顔のモノ語り ~10年目の春~』 | 貸切的なプライベート公演 演者:黒谷都、奏者:佐藤康子 |
2022年1月30日 | 阿太坊フサヨ 『踊る!かっぽれ』 | 一人劇 chosen by KURO 第1弾 「闊歩米ム(かっぽまいむ)」改名記念公演 |
2021年11月21日 | 【おしえて!ラボ】 | 森仁美企画 テーマ『人形演劇プロジェクト2000』 ゲスト:辻桃江さん/塚田次実 様 |
2021年9月4/5日 | 森仁美 『Op.1 giocoso』 | 森仁美企画 週末ラボVol.6 |
2020年12月13日 | 『KUDAN上映会』 | 週末ラボVol.5 完全予約制9席で上映。週末ラボ初の映像の上映会。 横山てんこの映像作品『KUDAN』をメインに、森仁美の『Op. no count vivo』と松沢香代の『kayo’s works 2020』を同時上映。 |
2020年12月12日 | 黒谷都『市松さん』 | 週末ラボVol.4 完全予約制9席で上演。 |
2020年11月28日、29日 | 森仁美『Op.1 giocoso』 | 週末ラボVol.3 完全予約制で、各回9名に増席。 |
2020年10月18日19日 | KUROSOLO 五番『市松さん〜一葉の路地裏〜』 | チェコ公演コロナ禍によるドタキャンに伴う、緊急激励公演! 監修:高橋浩 音響:中村嘉宏 照明:塚田次実 |
2020年9月26日、27日 | 森仁美『Op.1 giocoso』 | 週末ラボVol.2 完全予約制各回5席で開催。 |
2020年9月13日、19日 | ぜんぷくトリオ『いのちのオンパレード 大酒のみ』 | 週末ラボVol.2 完全予約制各回5席で開催。 |
2020年9月12日、20日 | 黒谷都『市松さん』 | 週末ラボVol.2 完全予約制各回5席で開催。 |
2020年8月22日、23日 | 黒谷都『市松さん』 | 週末ラボVol.1 2019年11月に「第八回 にんぎょう うらら展」で初上演した作品。 |
2020年8月12日 | ライブ配信『Op. 1 giocoso』 | 国立ラボ初の試みとしてライブ配信を実施。 |
2020年8月8日、9日、15日、16日、29日、30日 | 森仁美『Op.1 giocoso』 | コロナ禍により中止になった月の娘たちWS発表公演の作品と客席数を縮小して「週末ラボ」企画を開催。週末ラボVol.1 |
2020年6月5日 | 森仁美『Op. no count vivo』 | 東京都のアーティスト支援事業の「アートにエールを!東京プロジェクト」に投稿した作品。撮影を国立ラボで行った。 |
2015年2月7日〜11日 | 月の娘たち~ε~発表公演 『月の仔』 | 原案/人形遣い:長井望美 作劇:黒谷都 協力:北井あけみ/塚田次実/国井美和子 |
2012年10月20日〜22日、25日〜28日、11月2日〜4日 | オグラ・コブラSOLO 『I DOL』 | 音:北井あけみ 灯:塚田次実 |
2011年11月 | あかりもり(塚田次実) | |
2009年6月 | ささらほうさら 国立ラボ舞踊公演「三つ児の首っ枷〜カレも自治区、タレも自治区〜」 | 音:北井あけみ 灯:塚田次実 |
2009年1月 | ake_miya「モアレ」 | ake_miya:黒谷都(人形遣い)と北井あけみ(人形作家・人形遣い)のユニット。 北井が発案・人形美術製作、黒谷が作劇を担当。 |
2008年10月 | tsuGUROmi「ないとこ」 | tsuGUROmi:黒谷都(人形遣い)と塚田次実(モノ遣い)のユニット。 |
実施記録(工事中)
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年/月 | タイトル | 内容 | 講師 | 会場 |
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2018年4月 | モノ遣いワークショップ (open) | 素材:ビニール袋 色とりどりのビニール袋をつかって、素材と遊びながらモノの動きを見つけていく | 塚田次実 | 埼玉県 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ |
2017年7月 | 「胴串抱え遣い人形」体験ワークショップ (open) | 黒谷都 | 埼玉県 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ | |
2017年1月 | モノ遣いワークショップ (open) | 素材:テニスボール ボールをつかって、身体のエネルギーをモノにどのように伝えるかを探る | 塚田次実 | 埼玉県 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ |
2016年3月〜5月 | genre:Gray付属研究所構想、3ヶ月試行 (週5日間3ヶ月) (close) | 『モノ語り◇水仙月の四日』公演を踏まえて、基礎力強化稽古を、将来的な研究所構想を視野の入れて、まずは3ヶ月間試行する。 使い手としての全体を作り上げていく基礎であり本質である土台作り。 人形=モノを使う舞台表現を目す特殊性を持つgenre:Grayの基礎力の強度を上げる。 genre:Grayの持っている「特殊性」の正体を具体的にし、将来的には総意を明らかにする。 | 黒谷クラス A:遣い手の基礎稽古 B:モノと関わる基礎稽古 c:人形操演の基礎稽古 丹羽クラス D:基礎身体コンディショニング 西村クラス E:スタニスラフスキーシステムによる根治トレーニング | 国立ラボ |
2016年1月 | ワークショップ (open) | 素材:クラフト紙 普段見慣れた素材の見方を変えて、オブジェクトシアターの入り口体験 | 黒谷都、北井あけみ、塚田次実 | 埼玉県 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ |
2013年4月 | 月の娘たちWS~ε~ | 黒谷都とともに作品創作をするWS、長井望美開始 2015年2月発表公演 | 黒谷都 | 国立ラボ |
2011年8月 | フラフラ人形製作WS 「紙パフォーマンス」WS | フラフラ人形を製作し皆で踊る 紙の素材を生かし演じる | フラフラ人形:渡辺数憲、操演指導:黒谷都 紙:黒谷都 | 韓国、春川国際人形演劇祭 |
2009年4月 | 人形製作、作品創作WS (close) | 演劇科の学生が2グループに分かれそれぞれ一体の木彫り劇人形を作る。いくつかの課題を取り入れてその人形を遣って創作する | 講師:渡辺数憲、アシスト&操演指導:黒谷都 | 米国スタンフォード大学 |
2007年4月 | Tea ceremony | チェコ、プラハ国際舞台芸術祭(PQ07)での人形制作WS | 総合責任:ペトル・マターセク、人形製作講師:渡辺数憲、アシスト&操演指導:黒谷都 協力:佐久間奏多、林由美、長井望美 | 人形劇ブース |
公演記録
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年/月 | 作品 | 会場 | 備考 |
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2019年8月 | KUROSOLO壱番 抜粋『赤ずきんの血族』 横山てんこ『 待つ』 | 韓国、コチャン・アジア一人劇祭 | |
2019年8月 | 胴串遣い人形WS | オランダ、アムステルダム ウルリケカンパニー | |
2018年9月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | ロシア、サマーラ国際人形演劇祭 招待参加 | |
2016年6月 | 長井望美 月の娘たち WS~ε~作品『月の仔』 KUROSOLO四番 『あんちゃ』 | ポーランド、ビリャウィストック 国際人形演劇学校祭 | 講義:黒谷都「genre:Grayの稽古の仕方」 |
2015年6月 | ake_miya『鳥のものがたり』(北井あけみ) | 東サラエボ国際人形演劇祭、セルビア、スボティツァ国際青少年演劇祭 招待参加 | |
2015年6月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 塚田次実『フェィク』 | ポーランド、ビリャウィストック 大人のための国際人形演劇祭 招待参加 | |
2015年4月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | ロシア、クルガン市「日本文化紹介」にて公演 | |
2015年4月 | ガリバー劇場作品「かぐや姫」創作 | ロシア、クルガン、ガリバー劇場 | 演出:西村洋一 人形/舞台美術:渡辺数憲 人形演出:黒谷都 |
2014年9月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | セルビア、スボティツァ国際青少年演劇祭 招待参加 | 特賞=概念的且つ最高の芸術的成果に対して=受賞 |
2014年9月 | 鳥のものがたり(北井あけみ) 顔のモノ語り(黒谷都) | ロシア、モスクワ・べリャエボギャラリー、ライヴハウス DOME | |
2014年9月 | 鳥のものがたり(北井あけみ) 顔のモノ語り(黒谷都) | ロシア、エカテリンブルグ国際人形演劇祭 | (顔のモノ語り)演奏:原田依幸(ピアノ) (鳥のものがたり)演奏:張理香(伽耶琴) |
2014年5月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 記憶語り(黒谷都「顔のモノ語り」北井あけみ「鳥のものがたり」) | ロシア、クルガン国際人形演劇祭 | 全作品に対しgenre: Grayとしてグランプリ受賞 |
2013年10月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | ロシア、サハリン国際人形演劇祭 参加 | |
2013年6月 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | ロシア、オムスク国際人形演劇祭 参加 | 女性最高演技者賞受賞 |
2009年 | 人形製作WS KUROSOLO壱番 抜粋『赤ずきんの血族』 | 米国、スタンフォード大学にて公演、WS | 人形制作WS講師:渡辺数憲氏 アシスタント&操演指導:黒谷都 |
2007年 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | ブルガリア、ソフィアの学校祭で公演 | |
2007年 | 人形製作WS KUROSOLO参番 『涯なし』 『紙』 | チェコ、国際舞台芸術祭人形劇ブースで公演、WS | 人形制作WS講師:渡辺数憲氏 アシスタント&操演指導:黒谷都 |
2007年 | 人形製作WS KUROSOLO四番 『あんちゃ』 『紙』 | 春川国際人形演劇祭 | 人形制作WS講師:渡辺数憲氏 紙パフォーマンスWS:黒谷都 |
2007年 | KUROSOLO参番『 涯なし』 | 韓国、アジア一人劇祭 | |
1999年 | KUROSOLO壱番 『半月』 | スイス フリブール、 チェコ国内14箇所 | |
1997年9月 | KUROSOLO壱番 『半月』 | フランス・シャルルビル・メジエール市 国際人形演劇劇祭 招待参加 | 東京都歴史文化財団助成事業 |
1995年 | (黒谷都)チェコ研修より帰国後、現在の流儀である「genre:Gray」の基盤となる表現様式・形態にて、ソロワークを中心とした活動を開始。 |